YouTubeでむち打ちについて解説しました!
交通事故施術
みなさまこんにちは!
この度、YouTubeデビューをしました???
今回のテーマは「むち打ち」です!
むち打ちとは?
交通事故に遭った人が首にカラーを巻き付けて「むち打ちになっちゃった」という方をたまにお見かけすることがありますが、むち打ちというケガはどういうものなのでしょうか?
むち打ちという言葉を聞くと、交通事故で起こる首周りのトラブルを連想される方がいらっしゃると思います。
そのイメージはほぼ間違いありませんが、正しくもありません。
むち打ちとは、鞭を打ったように首がしなる動作の呼称であり、その原因も交通事故に限らずスポーツや日常での転倒などでも起こることです。
外から見ると首がしなっているように見えるためにむち打ちという呼称が使われていますが、実際に頚椎にかかる外力としては【剪断外力】という頸部の上下の椎体が前後に互い違いにスライドすることで周囲の軟部組織(筋肉、腱、靱帯の総称)を傷つけてしまいます。
その結果として、首回りの軟部組織が痛んだり、あるいは過度の緊張を起こして神経を圧迫してしまい、様々な障害を誘発してしまいます。
むち打ちの分類
むち打ちには5つの分類があり症状によって分類されます。
① 頸椎捻挫型
むち打ちによる頸部障害のほとんどがこの頚椎捻挫型に当てはまります。
頚椎を支えている筋肉や靭帯が交通事故や転倒による頭部の激しい動きを支えられずに傷ついてしまうことで起こります。
症状 : 頭痛、首や肩の痛み、首が回らない
② 神経根損傷型
強大な外力により頸椎がスライドした際に頚椎から伸びている神経の根っこを圧迫したり傷つけてしまうことがあり、上肢(肩、腕、手指の総称)に障害が発生してしまいます。
症状 : 首の痛み、肩から腕にかけての痛みやしびれ、感覚異常、思うように体が動かない
③ 脊髄損傷型
頚椎は脊柱という身体中に張り巡らされた神経を包み込んでいるトンネルの一部を形成しています。
このトンネルが椎体のスライドにより挟み込まれ傷ついてしまうことで起こります。
この場合、手に限らず足にも障害が発生します。
症状 : 手や足の痛み・しびれ、感覚異常、運動障害
④ バレ・リュー症候群型
星状神経節と呼ばれる交感神経を調整する器官が筋緊張による圧迫を受けて交感神経に異常が発生してしまうことで起こるさまざまな不具合のことを総称してバレ・リュー症候群と呼びます。
自律神経失調症と診断されることもあります。
症状 : 頭痛、めまい、吐き気、耳鳴りなど
⑤ 脳脊髄液減少症
脳室内を満たして脳の形を保持する役割を持つと考えられている液体であり、交通事故等で脳室に瘻孔(穴)が開いて漏出又は減少してしまうことで、脳が脳室内で偏位して頭痛を発生させるようになります。
症状 : 起立性頭痛、耳鳴り、めまい、悪心など
以上のように5つの分類があります。
症状が似ているものも多いので、安易に軽症の分類であると過信せず、専門の医療機関を受診しましょう。
交通事故は体に大きな負担を掛ける
むち打ちは交通事故以外でも起こると述べましたが、特に交通事故の場合、人力では再現できないほど大きな力が頸部にかかるため、外見からは判断できない損傷や不具合が体の中に起きてしまうことが多々あります。
多少時間が経過していても、日常生活を送る上で少しでも違和感を覚えたら、必ず医療機関を受診して症状がそれ以上進行してしまうことを防止しましょう。
早期に施術を行い、早期改善を目指しましょう。
もちろん、交通事故をはじめとした頸部に負担をかける事故を未然に防ぎ、安全第一で過ごすことが最も大切です。
むち打ちの治療方法
むち打ちの治療法は大まかに分けると二段階に分かれています。
① 受傷直後に患部の炎症をアイシングで早期に治め、カラー固定で頸部への負担を取り除く時期
②強く緊張した筋肉を緩めるために温熱治療と頸部ケアを実施する時期です。
詳しくはYouTubeにて解説していますので、リンク先へGO!してください。
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